警視庁は8月4日、「イカタコウイルス」を作成し、ファイル共有ソフトを通じて無職男性(37歳)にダウンロード、感染させPC内のファイルを壊したとして、中辻正人容疑者(27歳)を器物損壊の疑いで逮捕したと発表した。中辻容疑者は、「原田ウイルス」の作者として知られており、2008年に同ウイルスの亜種により著作権を侵害したなどとして逮捕されており、現在も執行猶予中であった。イカタコウイルスが仕込まれたファイルを開くと、PC内のファイルをすべてイカやタコなどの画像に上書きする。感染した無職男性は異常に気づきPCの電源を落としたが、ハードディスク内の約64,000のファイルのうち約11,000件が上書きされた。上書きされたファイルの復元は非常に困難なため、器物損壊罪を適用したという。中辻容疑者は今回のウイルスについて「前回の逮捕以降、自分のプログラミング技術がどれだけ向上したかをみたかった」と供述しているという。http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/index.htm