株式会社富士経済は8月2日、主要なセキュリティ機器・システムおよびサービスの国内市場(セキュリティ市場)を調査し、その結果を報告書「2010 セキュリティ関連市場の将来展望」としてまとめ発表した。これによると2009年の同市場は、前年比11.0%減の5,366億円となった。2010年は設備投資の改善の兆しも一部で見られるが本格的な市場回復には至らず、前年比2.4%増の5,493億円が見込まれるとしている。ビル設備セキュリティにおいては、2009年は917億円、2010年の見込みは同じく917億円、2013年の予測は982億円(2009年比107.1%)としている。同シーンでは、ビル施設共有部を対象とした中央監視システムや侵入センサなどイベント監視・通報分野が50%弱を占めている。2009年は設備投資の冷え込みで市場が縮小し、2010年も前年並みが見込まれる。設備投資が回復すると考えられる2011年以降は拡大すると予測している。https://www.fuji-keizai.co.jp/