マカフィー株式会社は6月29日、正規のウイルス対策ソフトと同様に偽ウイルス対ソフトも「2010年版」にアップデートし、Webで公開されているとして注意喚起を発表した。2010年版とはいえ、偽ウイルス対策ソフトはあくまで「偽」であり、その正体はトロイの木馬やスケアウェアである。偽ウイルス対策ソフトがダウンロードされると、「使用マシンにマルウェアが検出された」との警告がポップアップウィンドウで表示される。そして製品を購入するよう求めてくる。しかし実際は、ユーザが実行したソフトウェアこそが、これらの症状を引き起こしている。同社ではこのような被害に遭わないために、「McAfee SiteAdvisorを使用して、表示しているページの評価を確認する」「よく使用している検索エンジンで製品名を調べる」「比較レビューをよくチェックする」「店頭で製品を購入する」などを挙げている。http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/prepare-for-the-new-upcoming-2010-av-products.asp