独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月11日、マイクロソフト社が提供しているWindowsのヘルプとサポートセンター機能に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。脆弱性が確認されたのは、同機能を搭載している「Windows XP」および「Windows Server 2003」。この脆弱性に対する悪用コードが一般に公開されている。Windowsのヘルプとサポートセンタードキュメントには、hcp:// URIの処理が原因でクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性があり、細工されたhcp:// URIをユーザがWebブラウザで開いた場合や、メール内の細工されたリンクをクリックした場合に、リモートから任意のコードを実行される可能性可能性がある。マイクロソフトでは現在、セキュリティ更新プログラムの提供を含めた対応方法を検討中としている。http://jvn.jp/cert/JVNVU578319/