トレンドマイクロ株式会社は6月7日、「Skype」のIM(インスタントメッセージ)機能を悪用する、短縮URLを使うスパム活動を確認したと発表した。短縮URLは、文字数制限のあるIMなどで便利な機能だが、本来のURLが表示されないことを悪用し、不正サイトへ誘導するための手段として使われるケースも多くなっている。今回は、IMを使用したスパム活動において短縮URLを悪用する事例が確認された。確認されたメッセージは、SkypeのIM機能を使い「fotoo ha :P <ランダムな URL>」という内容で、Skypeユーザの「コンタクト」先から送信される。メッセージ内に記載されている「<ランダムなURL>」の箇所には、URL短縮サービスを提供する「TinyURL」により短くされたURLが表示されており、そのリンク先からは、「slika.exe」というファイル名のワーム「WORM_PALEVO.AZA」がダウンロードされる可能性があるという。http://jp.trendmicro.com/jp/threat/securityheadlines/article/20100607092334.html