マカフィー株式会社は5月27日、実行ファイル名に「facebook.com」を使用した悪質なWeb攻撃が存在すると、McAfee Labsの調査により確認されたと発表した。これは、同社の「Global Threat Intelligence」で疑わしいとされたURLを調査したところ、「.com」サイトを装っていたURLでphpがロードされたというもの。調査を進めると、このphpにより「facebook.com.exe」という文字列で終わるファイルがダウンロードされた。このファイルは、「McAfee-GW-Edition 6.8.5 2010.03.10 Trojan.Injector.Awi.88」という名前で検出されるトロイの木馬であった。今回調査を行った「.com」サイトは、ソーシャルネットワーキングサイトとして非常に親しまれているため、何もWeb対策を講じていない一般的なユーザがトロイの木馬に気づく可能性は低いとして、注意を呼びかけるとともに、今後もこの攻撃を監視、追跡していくとしている。http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/malicious-web-attack-using-executable-with-facebook-com-in-name.asp