マカフィー株式会社は5月19日、2010FIFAワールドカップ関連のサイバー詐欺が蔓延しているとして、複数の事例を発表した。偽のサッカーロトメールによる事例では、ユーザが南アフリカサッカー協会から多額の賞金を獲得したと書かれたメールが届く。偽のサッカーロトの管理者に連絡すると、賞金を受け取るために「手数料」や「振込手数料」を支払うよう求められる。もちろん賞金を受け取ることはできない。「インターネットで試合の生中継を視聴する」オンライン詐欺の事例では、非常に精巧に作成されたWebサイトでHDビデオプレーヤーを有償でダウンロードさせようとするが、ダウンロードさせるのは不正なセキュリティ製品だという。偽のクラブ入会案内の事例も多く、会費を集めることのみを目的としたオンライン詐欺も多数確認されている。観戦チケット詐欺も後を絶たず、チケットをオンラインで購入しようと考えている場合は、特に注意が必要としている。http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/fifa-world-cup-tickets-scams-available-now.asp