マイクロソフト株式会社は4月14日、2010年4月度のセキュリティ情報を公開した。今回は11件のパッチが公開されており、最大深刻度「緊急」のものが5件、「重要」のものが5件、「警告」のものが1件となっている。「緊急」のものは、Windows Authenticodeの検証、SMBクライアント、Microsoft Windows Media Services、MPEG Layer-3コーデック、Windows Media Playerにおける、それぞれの脆弱性を解消するものとなっている。「重要」のものでは、Windowsカーネル、VBScriptスクリプト エンジン、Microsoft Office Publisher、Microsoft ExchangeおよびWindows SMTPサービス、Microsoft Visioの脆弱性に対応した。「警告」のものは、Windows ISATAPコンポーネントの脆弱性に対応している。また、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ「VBScript の脆弱性により、リモートでコードが実行される(981169)」はMS10-022に、「SMB の脆弱性により、サービス拒否が起こる(977544)」はMS10-020に統合された。http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-apr.mspx