米Microsoft社は2月25日(現地時間)、東欧の大規模ボットネット「Waledac」の制御に使用されている277個のドメインネームの無効化を実行したとブログ内で発表した。同社は、サーバがボットネットを操作できないよう、これらのドメインを無効化するように、ドメインネームの登録機関である「Verisign」に対し連邦法違反として裁判を起こしていた。この裁判においてドメインの無効化の許可が裁判所から下りたため、予告なしにドメインの無効化が実行された。同社では、この処置によって「Waledac」がドメインを変更して引き続きボットネットを拡大する危険性を回避できたとしている。「Waledac」は毎日15億のスパムメールを送り、数十万のPCへ感染を広げていた。http://blogs.technet.com/microsoft_blog/archive/2010/02/25/cracking-down-on-botnets.aspx