株式会社ネットフォレストは2月8日、Dr.WEBにおいて「2010年1月のウイルス・スパムレビュー」を発表した。これによると、1月に新たにウイルスデータベースに登録されたマルウェアの件数は165,187件で、これにより1月末時点での登録総数は996,445件となった。アンチスパムエンジンの更新・配信は34回となっている。1月は、ロシア・ウクライナで「Trojan.Winlock」による大規模な感染が発生し、数多くのユーザが感染したシステムの修復方法を求める事態となった。また同月もサイバー犯罪者による詐欺の際には有料のショートメッセージ(SMS)が最も利用されたが、それ以外の新たな料金回収方法も模索されているようだとしている。日本国内では、2009年末から多数のWebサイトが改ざんされ、埋め込まれたJavaScriptコード(JS.Redirector.2)をトリガーとしたマルウェア感染の危険性が増大している。改ざんされたコンテンツを修復したサイトが再度改ざんされるケースも複数報告されており、十分な対策と注意が必要としている。http://drweb.jp/news/20100208.html