NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は12月25日、同協会の選考委員会による「JNSA 2009セキュリティ十大ニュース」を発表した。2009年は、リーマンショックに始まった金融不況から脱しきれない中で、日本人は変化を求めて政権交代を選択した年である。その新政権が従来の政権とは違うとばかりに政治主導を旗印に矢継ぎ早に変化を演出しているが、その先は見通せないままであるとしている。 しかし、より長いタイムスパンで考えると、情報社会が本格化する過程の一年であったと後年言われるに違いないことは確信できるという。十大ニュースは上位から「クラウド台頭、セキュリティは雲の中」「長引く不況でセキュリティ投資低迷」「台風18号、通勤客をもてあそぶ」「Winny開発者に高裁で逆転無罪勝利」「バンデミックが明らかにしたBCPの不備」などが挙げられている。 http://www.jnsa.org/result/2009/news10.html