インターネット治安情勢[2009年10月]を発表(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

インターネット治安情勢[2009年10月]を発表(警察庁)

 警察庁は12月14日、2009年10月期の「インターネット治安情勢」を発表した。発表によると、今期のセンサーに対するアクセス件数は1日・1IP当たり379.3件で、前期と比較して−41.3件(−9.8%)とやや減少した。アクセス件数の上位5ポートは、445/TCP、135/TCP、ICMP Ec

製品・サービス・業界動向 業界動向
 警察庁は12月14日、2009年10月期の「インターネット治安情勢」を発表した。発表によると、今期のセンサーに対するアクセス件数は1日・1IP当たり379.3件で、前期と比較して−41.3件(−9.8%)とやや減少した。アクセス件数の上位5ポートは、445/TCP、135/TCP、ICMP Echo Request、1433/TCPおよび22/TCPの順であった。最もアクセス件数が多い445/TCPは1日・1IP当たり177.6件で、前期と比較して+11.9件(+7.2%)と、前期に引き続きやや増加となった。

 445/TCPは、Microsoft社のセキュリティ情報(MS08-067)で公表された脆弱性を悪用する「Confickerワーム」によるアクセスが主な原因と考えられ、感染拡大が依然として継続していると推測される。また、今期は1024/TCPと3072/TCPを宛先ポートとする跳ね返りパケットが増加した。複数のIPアドレスからパケットを検知しており、複数のサーバに対してツールを使用したSYN flood攻撃が行われたものと考えられる。なお、アクセス件数の上位5ヶ国は、中国、日本、米国、ロシア、台湾の順であった。

http://www.cyberpolice.go.jp/detect/pdf/20091214.pdf
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×