NTTデータ・セキュリティ株式会社は11月13日、WindowsのSMB(KeAccumulateTicks関数)のDoS攻撃の脆弱性に関する検証レポートを発表した。MicrosoftのSMB(Server Message Block)のKeAccumulateTicks関数にDoS攻撃を受ける脆弱性が確認されており、この脆弱性によりシステムで無限ループが発生し、システム停止を引き起こされる危険性がある。同社ではこの脆弱性について、再現性の検証を行った。 検証は、Windows 7 日本語版をターゲットシステムとして、ターゲットに悪意あるユーザが用意したサイトのSMBに対して通信を要求させることで無限ループを発生させ、システム停止を引き起こすことを試みた。この結果、ターゲットシステムはフリーズし、一切の操作が不能となった。これにより、ターゲットシステムの停止に成功したことになる。なお、11月13日現在修正プログラムはリリースされていない。 http://www.nttdata-sec.co.jp/article/vulner/pdf/report20091113_2.pdf