4月には米国のメディア、FoxNewsのWebサイトでも、スケアウェアのポップアップ広告が表示されることが報じられた。FoxNewsは映画スタジオ、テレビ局なども持つFox Entertainment Groupが所有するケーブルニュース局だ。FoxNewsのWebサイトにアクセスすると、Personal Antivirusがスキャンを行い、多数のマルウェアなどを探知したと報告して、ウイルス対策ソフトを購入させようとした。このケースでもやはり広告ネットワークを通して、スケアウェアが仕掛けられた。
それより1カ月ほど前、3月に、Anti-Phishing Working Groupも、「2008年下旬には、9,200種類以上の異なったタイプのスケアウェアがインターネットで広まっていたと、同様の状況を報告している。2008年中ごろには2,800種類ほどだったというから急増している。また、スケアウェアの数は7月から10月に3倍となっているらしい。