株式会社PFUは10月8日、機密情報などに有効な暗号化した紙文書を作成できるソフト「DocEncrypt」を同日より発売したと発表した。本製品は、紙文書の暗号化ソフトウェアの第1弾として、デスクトップPC向けに提供されるもので、今後は、サーバ向け/組込み向け製品も提供していく予定。従来、紙文書中の機密情報や個人情報が漏れないようにするには、その部分を黒く塗り潰すしかなく、一度塗り潰した箇所は二度と参照することはできなかった。 今回発売する製品は、株式会社富士通研究所の暗号化技術のアルゴリズムを利用して、情報を暗号化した紙文書を作成できるもの。作成する各種文書を、印刷処理の延長で同ソフトに取込み、秘匿する部分を暗号化して印刷することが可能な他、スキャナから紙文書の内容を同ソフトに取込んで暗号化または復号も行える。今後、コンビニでの住民票、印鑑証明の写し交付にて同ソフトの暗号化機能を提供予定だ。 http://www.pfu.fujitsu.com/news/2009/new091008.html