エフセキュア株式会社は8月13日、「オンライン犯罪者がFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を狙い撃ちする理由とは?」と題した記事を発表し、より安全にソーシャルネットワーキングを利用するための対策を呼びかけている。 記事では、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワーキングサイトを狙ったオンライン犯罪として昨今話題になった、「Cyxymu」という名で呼ばれているグルジア在住のブロガーへの大規模攻撃事件を取り上げ、SNSのユーザーを利用したDDos攻撃により、一時的に同サービスが使用不可になるなどの二次被害を引き起こしたことを紹介。 セキュリティ専門家によると、SNSが狙われている原因としては、こうしたサイトが「個人的なつながりや友人・知人のコミュニティがベースになっており、そこには高い信頼性がある」ためで、その繋がりを悪用したい犯罪者が「2億5千万人のユーザーを抱えているFacebookを狙い撃ち」しているのが現状だという。また、こうしたSNSに安易なパスワードを使うのは危険で、特に利用しているEメールと同じパスワードを使うことは、盗まれた場合に被害が拡大するため絶対に避けるべきだと警告している。 そして最後に、より安全なソーシャルネットワーキングを実現するために、「EメールとSNSのパスワードは常に個々に設定し、より高いセキュリティを確保する」「Facebookのセキュリティ上の問題に気付いた場合は、コミュニティが予防策をとれるようにWallに投稿する」「友人は慎重に選び、仲間内でセキュリティリーダーを決めておく」「Facebookを介してエフセキュアに問い合わせる(英語)」といった、具体的な対策をアドバイスしている。 http://www.f-secure.co.jp/news/200908131/