株式会社クラスキャットは3月9日、迷惑メール対策アプライアンスシリーズの最新版として、総務省のガイドラインに準拠した「中堅企業向け迷惑メール対策アプライアンス」及び「ISP向け迷惑メール対策アプライアンス」の提供を開始した。 新アプライアンスは、センドメールの対策ソリューションを、導入・運用し易いアプライアンスサーバとして提供するもの。ハードウェアプラットフォームは、「IBM System x」または「BladeCenter」を選択可能で、対応ユーザー数、利用目的・機能に応じて5種類の製品を提供。日本IBMのビジネスパートナー経由で販売を行う。 中堅企業向けアプライアンスは、専任のIT管理者が不在の企業にも導入・運用が行えるよう、クラスキャット社製のインターネットサーバ管理ツールとセンドメール社製迷惑メール対策ソフトウェアを搭載したもの。金融機関において広く利用されている添付書類のパスワード付きZIP暗号化にも対応しており、情報漏えい対策としても有効。またオプションとして、ウイルス対策機能の追加や、ZIP暗号より強力なAES暗号の利用が可能。利用ユーザー数に応じた3モデルが用意されている。 10,000以上のユーザー規模に対応可能なISP向けアプライアンスは、中堅企業向けアプライアンスの機能に加え、ユーザー毎にメールポリシー条件やホワイトリスト/ブラックリストを設定できるタイプのアプライアンスと、「インテリジェント・メールトラフィックコントロールアプライアンス」の2モデルを用意。後者は、送受信メールの通数やコネクション数などをゲートウェイで制御するソリューション。迷惑メールを大量に送りつけるドメインからのメールを拒否してDHAやDoS/DDoS攻撃からメールシステムを防御し、余計なトラフィックをゲートウェイでシャットアウトすることが可能。これにより安定したメールサービスの提供を実現する。 http://www.classcat.com/