マカフィー株式会社は2月10日、2009年1月のネットワーク脅威の状況を発表した。1月のウイルスの状況では、多くの亜種が発見されている「W32/Conficker.worm」の検知数が急上昇した。「W32/Conficker.worm」は、マイクロソフトWindowsの脆弱性「MS08-067」を悪用するため、パッチを適用していない場合は早急に対応する必要がある。今年に入ってから悪質なソーシャルエンジニアリング手法を併用した外部メディアによる感染機能も確認されており、アンチウイルスベンダによる駆除を困難にするロジックを取り入れた亜種がさまざま見つかっているため、引き続き警戒が必要としている。 同社により1月に検知されたウイルスは、企業数では1位が「Generic!atr」(1575件)、2位が「Generic.dx」(1159件)、3位が「Phish-FraudPay.eml」(882件)となっている。マシン数では、1位が「Generic!atr」(5919台)、2位が「Generic.dx」(3184台)、3位が「Generic PWS.ak」(1990台)、ファイル数では、1位が「JS/Redirector」(44964件)、2位が「W32/Conficker.worm」(34505件)、3位が「Generic!atr」(23666件)であった。PUPでは、企業数では1位が「Generic PUP.x」(2557件)、2位が「Adware-OptServe」(1300件)、3位が「Generic PUP.d」(1110件)となっている。マシン数では、1位が「Generic PUP.x」(5957台)、2位が「RemAdm-VNCView」(2847台)、3位が「Adware-OptServe」(2300台)、ファイル数では、1位が「Generic PUP.x」(93063件)、2位が「RemAdm-VNCView」(74475件)、3位が「Adware-OptServe」(62461件)であった。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09a.asp?pr=09/02/10-1