マカフィー株式会社は2月9日、米McAfeeによる情報経済のセキュリティに関する世界初の調査結果を発表した。この調査レポート「無防備な経済:重要情報の保護(Unsecured Economies:Protecting Vital Information)」の中で、セキュリティ専門家およびIT担当上層部の意思決定者は、不況によって知的財産などの重要情報は以前にも増して大きな危険にさらされていると警告している。 調査対象となった企業の推定によると、昨年だけで合計46億ドル相当の知的財産が失われ、データ侵害のダメージ修復に約6億ドルを費やされたという。マカフィーはこれらの数字を踏まえ、世界中の企業の昨年の損害は1兆ドルを超えると推定している。またレポートでは、ブラジル、日本、中国では知的財産を安全に保管する能力がセキュリティ投資の重要な要因であると指摘している。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09a.asp?pr=09/02/06-1