ソフォス株式会社は10月27日、世界4ヵ所でウイルス/スパムなど脅威の解析を行っている「SophosLabs」の調査により、2008年7〜9月の期間におけるスパム配信状況をまとめた最新のレポートを発表した。2008年7〜9月に配信された、ユーザのコンピュータへの感染を狙う悪質な添付ファイルを含んでいたメールは0.2%(416件中1件)の割合であった。2008年4〜6月には0.03%(3,333件中1件)だったのに対して8倍と急増している。 ソフォスでは実際に、2008年7〜9月に大規模配信のスパムによるマルウェア攻撃をいくつか確認している。最も大規模だったものは、Agent-HMYトロイの木馬で、このトロイの木馬は「ペンギンパニック」というiPhone用のゲームソフトに偽装し感染を広げた。2008年7〜9月のスパム配信国ワースト12の上位は、1位がアメリカ(18.9%)、2位がロシア(8.3%)、3位がトルコ(8.2%)、4位が中国(5.4%)、5位がブラジル(4.5%)となっている。なお、インド(7位)、コロンビア(11位)、タイ(12位)が初めてチャートインしている。http://www.sophos.co.jp/pressoffice/news/articles/2008/10/spamreport.html