米McAfee社は9月15日(現地時間)、仮想化環境に対応した業界初の統合セキュリティソリューション「McAfee Total Protection for Virtualization」を発表した。 同ソリューションは、VMwareプラットフォームに最適化された包括的な仮想サーバセキュリティスイート。包括的で重層的な防護により、すべての仮想マシンをマルウェア、ルートキット、スパイウェア、ボット、スパム、ゼロデイ脅威、パッチ未適用の脆弱性、データ損失、情報漏えいなどから守り、セキュアな仮想化環境を実現する。 製品は、継続的なオンアクセススキャンにより、ウイルス、ワームなどの悪性コードからシステムを防護する「McAfee VirusScan Enterprise」「McAfee VirusScan Enterprise for Linux」を始め、オフラインの仮想マシンをオンラインに移行せずにスキャン、駆除、アップデートできる「McAfee VirusScan Enterprise for Offline Virtual Images」、独自のオンラインアクセススキャンにより、スパイウェアなどの有害情報を特定し、排除する「McAfee Anti-spyware Enterprise」、IPSやステートフルファイアウォール、アプリケーション制御により、既知の攻撃やゼロデイ攻撃、仮想イメージ間のウイルス感染を阻止する「McAfee Host Intrusion Prevention for Servers」、一元化された管理コンソール、業界唯一のセキュリティとリスクマネジメントの統合プラットフォームにより、物理、仮想の両環境を防護する「McAfee ePolicy Orchestrator」の各コンポーネントで構成されている。 発売は第4四半期の予定(日本での発売は未定)。詳細な価格などは未発表。なお、価格は物理サーバホスト1台に搭載されるCPU数にもとづきカウントされ、そのサーバに配備されるすべての仮想マシンが対象に含まれるとしている。 http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_08b.asp?pr=08/10/02-2