フィッシング対策協議会は10月6日、2008年7月度におけるフィッシング情報の届出状況を発表した。資料によると、7月のフィッシングメールやフィッシングサイトの件数はそれぞれ2件で6月よりも減少、依然として過去1年間の平均を下回っている。フィッシングによりブランド名を悪用された企業の件数も2件で、やはり前月度を下回った。 このフィッシングメールは、アメリカの銀行「Chase Bank」や日本のカード会社「オリコ」を騙るキャッシングの融資案内メールで、前者は英語で書かれたテキスト形式のメール、後者は日本語のテキストメールとなっており、いずれも偽サイトへ誘導して個人情報を引き出そうとしていたことが分かった。なおフィッシングサイトは、それぞれルーマニアと日本でホスティングされていた。 http://www.antiphishing.jp/capj-report/capj-report283.html