ソフォス株式会社は7月15日、世界4ヵ所でウイルス/スパムなど脅威の解析を行っている「SophosLabs」の調査により、2008年4〜6月の期間におけるスパム配信状況をまとめた最新のレポートを発表した。当期間の全メールを分析したところ、96.5%がスパムであることが判明した。前期の2008年1〜3月は92.3%だったため、スパムの割合はますます拡大傾向にある。この数字は、企業が受信するメールのうちで業務上必要なメールは、28件中1件に過ぎないことになる。 これらのスパムメッセージは単に業務効率を低下させるだけでなく、トロイの木馬が添付されていたり、危険なWebサイトに誘導するなど、深刻な被害を及ぼすものが含まれているため、企業においてはスパムやマルウェアへの対策が不可欠であるとしている。2008年4〜6月スパム配信国ワースト12の上位は、1位がアメリカ(14.9%)、2位がロシア(7.5%)、3位がトルコ(6.8%)、4位が中国(5.6%)、5位がブラジル(4.5%)となっている。http://www.sophos.co.jp/pressoffice/news/articles/2008/07/dirtydozjul08.html