キヤノンITソリューションズ株式会社は7月10日、「マルウェアランキング 2008年6月」を公開した。このランキングは、ESETが開発したマルウェアレポーティング/追跡システム「ThreatSense.Net」によるもの。2008年6月は、先月に引き続きマルウェアファミリの「Win32/PSW.OnLineGames」が第1位という結果になった。このマルウェアは、検出された脅威全体のうち約13.12%を占めている。 2位には、ユーザにとって好ましくない動作をする可能性のあるアプリケーション(PUA)のうち、対象のPCに広告を配信するために使用されるファミリを指す総称である「Win32/Adware.Virtumonde」(約4.90%)、3位はPCの攻撃手段としてautorun.infファイルを使用するさまざまなマルウェアの総称である「INF/Autorun」(約4.60%)となった。また、今月に入ってブートセクタ感染型(BSI)ウイルス「Stoned.Angelina」の感染についての問い合わせが同社に寄せられ、また昨年、同ウイルスに感染したMedion社のノートPCが大量に出荷されるという事件が起きていることから注意を呼びかけている。http://canon-its.jp/product/eset/info/malware0806.html