ISO27001新米担当者、磯一郎が試行錯誤しながらISMS構築を進める物語です。物語を通して、ISO27001取得までの過程や気をつけるべきポイント、スムーズに構築を進めるためのノウハウなどをご紹介します。(※このコラムはJMCリスクマネジメント社Webサイトからの一部抜粋です)株式会社JMCリスクマネジメント太田 智明浦名 祐輔http://rm.jmc.ne.jp/service/iso27001/27column03.html■第1回〜第2回のまとめISO27001取得に向けて、分からないことがありながらも周りに助けてもらい、何とか認証範囲とプロジェクトメンバーの選定まで終わりました。いよいよ作業に取り掛かるわけですが、その前に今までの作業のまとめをしたいと思います。■認証範囲について前に部長と話し合って「全社でISO27001を取る」ということになったけれど、実は認証範囲の表し方はそんな大雑把なものではなく、「事業、組織、所在地、資産、技術」の5つの視点でまとめる必要があったのです。まず事業については、ウチの会社は一般的なシステム開発会社なので、「Web開発システムに関する受託開発、運用/保守サービス」になります。組織は、全社認証なので「全部門」です。所在地は、本社と大阪支社があるので、本社:東京都新宿区新宿○-○-○、大阪支社:大阪府大阪市豊崎△-△-△ ××ビル です。次の資産は、認証範囲内の業務上発生する情報資産として、「書類情報、データ、機器、システム(ソフト)」にしようと思います。最後に技術についてですが、これはインターネットで調べたところ、ネットワークや情報システムの視点ということなので、「社内のネットワーク」に定めようと思います。■プロジェクトメンバーについてプロジェクトメンバーについては、部長と話し合い、ある程度必要だと想定される人数を集めてもらいました。やはり全社で取得する以上、それ相応の大きなプロジェクトになりますから。・プロジェクトリーダー:山田専務プロジェクトリーダーには役員の人に就いてもらいました。いざという時に社長に掛け合ってもらったり、各部門に指示を出すことを考えると、やはり役員がいると安心します。専務には認証取得後に、CISOの役職に就いてもらうことになっています。・事務局:田中部長、ぼく、小林、加藤実際の作業に携わったり、各部門との調整を行ったりと、ISMSの構築をするメインとなる役割です。この中でもリーダー的な位置づけとして、事務局長を田中部長にやってもらうことになりました。ぼくは事務局の一員として活動することになります。・プロジェクトメンバー:各部門から一人ずつ計5名ISO27001を取得するにあたり、各部門に作業をお願いすることもあると思いますので、各部門から一人ずつプロジェクトメンバーを選んでもらいました。この人たちは必要に応じて、作業に協力してもらうことになります。今回のプロジェクトメンバーは…【執筆:太田 智明、浦名祐輔】※このコラムはJMCリスクマネジメント社Webサイトからの一部抜粋です。コラムの全文は、同社下記情報サイトから利用可能です。http://rm.jmc.ne.jp/service/iso27001/27column03.html