マカフィー株式会社は1月17日、2007年の日本におけるコンピュータ脅威の総括を発表した。2007年全体では、サイバー犯罪の進化に支えられ、インターネットユーザに気づかれないウェブ経由の脅威が主流となり、同様にソーシャルエンジニアリングを使ったスパムの増大が特筆されるとしている。また、おもな傾向として「脆弱性の悪用とゼロデイアタック」「Botを含む亜種」「Webからの感染拡大」「スパムの増大」を挙げている。企業におけるウイルス検知数では、「VBS/Psyme」が10,392件で1位、「W32/Zhelatin.gen!eml」が9,991件で2位、「JS/Exploit-BO.gen」が7,316件で3位となった。ウイルスを検知したマシン数では、「W32/Zhelatin.gen!eml」が32,825台で1位、「VBS/Psyme」が17,981台で2位、「JS/Exploit-BO.gen」が12,537台で3位となっている。PUP(不審なプログラム)では、企業における検知数は「Adware-GAIN」が7,774件で1位、「Winfixer」が7,553件で2位、「Exploit-MIME.gen.c」が6,327件で3位となった。マシン数では、「Winfixer」が12,962台で1位、「Exploit-MIME.gen.c」が12,733台で2位、「MySearch」が12,696台で3位となっている。マカフィーhttp://www.mcafee.com/jp/