今年もあと1カ月あまりとなった26日、シマンテックのブログで2008年のセキュリティ・トレンドが発表された。来年の目立った動きとして予測されているのは、米国の大統領選挙関連の脅威、ボット、ウェブ脅威の進化、モバイルプラットフォーム、スパム、バーチャルワールドの進化の6項目だ。 まず選挙関連だが、来年は4年ぶりの大統領選挙の年で、候補者たちの活動もラストスパートに入り活発化する。前回選挙が行われた2004年、候補者サイトを訪れる有権者の数が飛躍的に伸びたと言われたが、その傾向は今回も変わっていない。 アクセスする有権者が多くなれば、候補者の利用も増える。インターネットを利用しての公約発表、ビデオ広告、献金集め、ブログを用いて有権者とのつながりを強めるなど、さまざまな選挙戦術を展開する。多くの市民が利用するとみられているインターネット上での活動を、犯罪者側も当然フルに活かすだろう。献金集めと見せかけたフィッシング詐欺や候補者のサイトにマルウェアを仕掛けるなどの動きが予測されている。 ボットの進化については、フィッシングサイトをボット化したゾンビPCがホスティングするというように、ボットの利用法が変わっていくと、シマンテックではみている。 ウェブ脅威の進化についても指摘して… 【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】── ※ この記事は Scan購読会員向け記事をダイジェスト掲載しました 購読会員登録案内 http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?w02_ssw