外付け記憶装置、ハードディスク・ドライブ(HDD)ストレージ製品の有名ブランドMaxtor。その最新式の大容量外付けハードドライブがトロイの木馬に感染していたと、台湾の台北タイムズが伝えた。台湾の捜査局からの情報として、このトロイの木馬に感染すると、そのハードドライブに保存したデータが自動的に北京の複数のウェブサイトに転送されてしまうと台北タイムズは報じている。転送先は、www.nice8.orgとwww.we168.orgの2つだ。感染が見つかったのは、タイで生産された約1800台のハードドライブだったという。製品名はMaxtor Basics 500Gだ。トロイの木馬は、autorun.inf のghost.pif2種類が見つかっている。捜査局では攻撃方法は通常とは異なるとの見解を発表。さらに、中国政府は近年ITおよびインターネットを利用した諜報活動を積極的に行っているとして、中国政府当局の関与をほのめかしている。トロイの木馬が見つかったのは10月で、消費者から、買ったばかりのハードドライブが既に感染しているとの届けを受けて、調査を行ったことによるそうだ。市場で販売されているハードドライブを調べて、確かに未使用なのにトロイの木馬に感染していることを確認した。捜査局では…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──※ この記事は Scan購読会員向け記事をダイジェスト掲載しました購読会員登録案内 http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?w02_ssw