情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)は11月14日、都内で設立記者発表会を行った。ISEPA(Information Security Education Providers Association)は、業界横断的な情報セキュリティ人材の育成支援体制整備、情報セキュリティ人材育成に関する情報発信等を推進するために10月1日に設立され、事務局は日本ネットワークセキュリティ協会に置かれている。 連絡会会員団体は現在、(ISC)2 Japan、ISACA東京支部、SANS JAPAN事務局(NRIセキュア社)、CompTIA、SEA/J、ソフトピアジャパン、JASA、JNSA、カーネギーメロン大学日本校、ラック社の10組織で構成される。主要な情報セキュリティの教育や資格、関連団体が一同に結集した。 なお同連絡会のオブザーバーとして、NISC、総務省、経産省、IPA、IAjapan、JIPDEC、ISSAの7組織が名を連ねている。 ISEPAは当初、普及啓発等を行う「イベントWG」、必要とされている人材像を明確化する「スキルWG」、各資格間の相互乗り入れ等を実現する「相互認証WG」の3つのワーキングループ(WG)が設けられ活動を展開するという。同連絡会の与儀大輔代表によれば、学校闇サイトやネットいじめなどの脅威から児童生徒の安全を守るためのワーキングループの設置等も現在検討されているという。 記者発表会でISEPAの与儀代表は、セキュリティ人材が日本全国に何人いるのかすら正確には把握されていない現状で、官民がこれだけ集まって情報セキュリティの人材育成を本気で取り組むことは例を見ない、と語った。【関連リンク】情報セキュリティ教育事業者連絡会http://www.jnsa.org/isepa/index.html【主な情報セキュリティ資格の特徴解説】情報セキュリティアドミニストレータ (IPA 国家資格)https://www.netsecurity.ne.jp/7_4891.htmlCISSP ((ISC)2)https://www.netsecurity.ne.jp/7_5266.htmlMCAセキュリティ (マイクロソフト)https://www.netsecurity.ne.jp/7_4800.htmlSecurity+ (CompTIA)https://www.netsecurity.ne.jp/7_4951.htmlシスコCCSP/ベリサインVCA/VCE/シマンテックSCTAhttps://www.netsecurity.ne.jp/7_5028.htmlCIWセキュリティ・プロフェッショナルhttps://www.netsecurity.ne.jp/7_5124.html注目の情報セキュリティ資格、その取得と効用(7)https://www.netsecurity.ne.jp/7_5584.html