株式会社Kaspersky Lab Japanは、情報分析レポート「Kaspersky Security Bulletin 2007年1月〜6月」をリリースしたと発表した。レポートは、2007年上半期における悪意あるプログラム・スパム・悪意あるサイトの進化について分析したもの。レポートによると、2007年上半期には画像ファイル付きスパムメール(画像スパム)の作成に使用する技術の改良が再び行われたが、あまり成功せずに添付画像(.gif、.jpegなど)を利用したスパムは減少し始めた。今年1月、画像スパムのシェアはスパム全体の33%を占めたが、3月には25.7%まで減少し、6月には18.8%まで減っている。その後は無料ホスティングWebサイトに画像を置く手法や、画像を背景として利用する手法、PDF形式のスパムなどの新手法が発見されているが、すぐにスパムフィルタで対応された。またレポートによると、上半期におけるスパムの主なカテゴリ別シェアは「医薬品:健康関連商品およびサービス(スパム全体の17.3%)「教育(13.8%)」「コンピュータ・インターネット(9.2%)」「コンピュータ詐欺(8.9%)」「電子広告サービス(8.3%)」となっている。http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578612