Science Applications International Corporation (SAIC)が、米国軍人とその家族などの個人情報が漏洩した可能性があると発表した。被害を受けているかもしれないとみられているのは86万7000人分の情報だ。SAICは本社をカリフォルニア州サンディエゴに置く科学技術エンジニアリング企業で、国防総省をはじめとする政府関連のシステム・インテグレーションで実績を誇る。Fortune 500に名前を連ねる大企業だ。『Washington Post』では、被害を受けた可能性がある米空軍のスポークスパーソン、ジーン・シェーファーから話を聞いている。シェーファーによれば、漏洩が発見されたのは5月。ヘルスケア契約の下、SAICが処理したデータに関するものだったという。ネットワーク・トラフィックの定期スキャンで、サーバーから送信された医療データがハッカーの攻撃に対してセキュアでなかったことがわかった。情報はSAICが所有する、セキュアでないサーバーに保管されていたと、SAICはプレスリリースで発表している。その上…──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec 【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】