RSAセキュリティ株式会社は6月28日、福岡銀行が、インターネット・バンキング利用時の認証を強化するセキュリティ対策として、ワンタイム・パスワード「RSA SecurID」の採用を決定したと発表した。また6月29日には、三井住友銀行がフィッシング詐欺対策の強化策として、偽のWebサイトを閉鎖してフィッシング詐欺被害を防止する「RSA FraudAction(フロードアクション)」を7月より導入すると発表した。福岡銀行は、日立が4月に発表したRSA SecurIDを使用する認証サービスを使い、9月からワンタイム・パスワードの認証を開始する予定。希望する利用者にはトークン費用を含め無償で提供する。また、三井住友銀行が導入するFraudActionは、RSA Anti-Fraud Command Center(AFCC:オンライン不正対策指令センター)が24時間365日体制で不正サイトを探知し、シャットダウンを実施することで、フィッシング詐欺の被害拡大を防止するもの。既に、国内外の大手金融機関をはじめとする200社以上で採用されており、シャットダウンに要する時間は、ほとんどのケースで5時間以内、最短時間は僅か5分とのこと。http://japan.rsa.com/news/data/20070629.htmlhttp://japan.rsa.com/news/data/20070628.html