Dollar Treeは全米48州、3156ヵ所で、米国版100円ショップを運営するチェーン店だ。取り扱い商品はほぼ全て1ドルの価格で、市民の間で人気があり、各店舗はフランチャイズになっている。この事件は、各フランチャイズ店の経営者がネットワークのセキュリティをしっかり確保するだけの資金を持たないことも、原因の1つだとみられている。
コネチカット州にあるデータセキュリティの会社、Protegrity Data Securityのデヴィッド・テイラーは、『eWEEK』に対して、店舗がサーバーとつなぐためのパスワードを長期間変えていないことも、侵入を許す原因だと語っている。さらに犯罪者は、大規模フランチャイズ店の各店舗のセキュリティが弱く、本社サーバーへのアクセスをクラッキングすることで、個人情報を盗むことができると知っていると、組織に対して警告する。クラッキングは比較的簡単だと言う…