ソフォス株式会社は6月4日、2007年5月のWebベースおよびメールベースのコンピュータウイルスそれぞれの報告数をまとめた「Webウイルストップ10」および「メールウイルストップ10」を発表した。発表によると、ウイルスではWebへの感染が継続して拡大しており、各国で政府機関が運営するサイトでの感染も確認されている。ソフォスが5月中に検知した感染Webサイトの件数は1日平均9,500件にのぼっており、4月の平均に比較して1,000件以上増加した。また5月までに検知された「悪質なコードをホスティングするWebページ」は合計で304,000件となっている。トップ10のベスト3は「Mal/Iframe」が65.5%で1位、「JS/EncIFra」が6.9%で2位、「Troj/Decdec」が6.5%で3位。 トップ10メールウイルスのベスト3は「W32/Sober」が29.0%で1位、「W32/Netsky」が26.9%で2位、「W32/Mytob」が13.1%で3位となった。5月には、Soberがメーデー(5月1日)にヨーロッパにおいて大規模感染を発生させ、Netskyを抑えてチャートのトップに立った。Soberに感染したメールは、この日に発生した全感染メールの70%に迫っている。なお、マルウェアに感染したWebサイトをホスティングしている国別ランキングは、1位が532.%で中国(香港を含む)、2位が27.4%でアメリカ、3位が5.1%でドイツとなっている。ソフォスhttp://www.sophos.co.jp