整備フェーズでは、まず対象範囲を確定するところスタートします。範囲確定のベースはアプリケーションになるのでシステムマップを見ながら対象となるシステムをリストアップしていきます。どのアプリケーションが対象となるかは内部統制とも関連性が高い話ですので監査法人も交えて協議するべきでしょう。対象範囲が確定したら、IT全社的統制、IT全般統制、IT業務処理統制それぞれについて整備計画を策定していきます。整備すべき内容は、(a)現状分析で不足(物理的になくて必要と判断される)、もしくは不備(物理的に存在しているが修正の必要があると判断される)のあるドキュメント(b)現状分析を元に洗い出されるプロセス毎のリスクと統制項目の一覧(RCM)になります。RCMの策定にあたってはCOSOやシステム管理基準追補版、COBITのフレームワークと関連付けながら整理していく必要があります。システム管理基準追補版、COBIT for SOXも参考にしてください。IT全般統制では…【執筆:中田 匡紀】株式会社ブリングアップ 取締役兼最高執行責任者 http://www.bringup.co.jp/ ──この記事には続きがあります。全文はScan Security Management本誌をご覧ください。◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm