「ソフトウェア契約に潜むリスクとその法的対策」(14) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

「ソフトウェア契約に潜むリスクとその法的対策」(14)

「情報システム・モデル取引・契約書(受託開発(一部企画を含む)、保守・運用)〈第一版〉」(経済産業省商務情報政策局情報処理振興課)(1)

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「情報システム・モデル取引・契約書(受託開発(一部企画を含む)、保守・運用)〈第一版〉」(経済産業省商務情報政策局情報処理振興課)(1)

1 「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」

コンピュータシステムのシステムダウンに起因して社会生活に重大な影響を及ぼす事態が頻発した反省を踏まえて、平成18年6月15日、経済産業省は「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」を提示しました。

この「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」は、実効性に関する担保措置として、「情報システム利用者団体(JUAS 等)及び情報システム供給者団体(JISA、JEITA等)は、協力して本ガイドラインの考え方を反映した標準的な契約のあり方を検討する。」としています。

このガイドラインを受けて、平成19年1月16日、経済産業省は、「情報システムの信頼性向上のための取引慣行・契約に関する研究会(中間のまとめ)」として、「情報システム・モデル取引・契約書(受託開発(一部企画を含む)、保守・運用)〈第一版〉」を発表しました。全体でA4版185ページの大作となっています。

このガイドラインは「情報システムの信頼性向上」という目的のためのものですが、このガイドラインを受けて作成された「情報システム・モデル取引・契約書」には、いくつかの問題点があり、「情報システム利用者及び情報システム供給者はそれを最大限尊重」できるか疑問なしとしません。

本稿では…

執筆:弁護士・弁理士 日野修男】( nobuo.hino@nifty.com )
日野法律特許事務所 ( http://hino.moon.ne.jp/ )

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《ScanNetSecurity》

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