続発するボーイングのラップトップ盗難(2)国家安全の面でもきわめて重大な事件 | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

続発するボーイングのラップトップ盗難(2)国家安全の面でもきわめて重大な事件

●5ヶ月後には空港で盗難

特集 特集
●5ヶ月後には空港で盗難

そして、11月の事件から半年をあけずに、4月にもボーイング社の従業員の個人情報の入ったラップトップが盗まれている。被害を受けたのは、約3600人の現在の従業員と退職者だ。氏名と社会保険番号、そして一部、住所、電話番号が入っていたという。また、関連会社のボーイング・サテライト・システムズが買収したヒューズ・スペース・アンド・コミュニケーションズの買収に伴う、従業員の個人情報も含まれていた。

このラップトップは、人事部のスタッフが使用していたもので、空港で奪われた。実は、11月の事件の後、ボーイングでは既に、ラップトップに個人情報を保存している場合は暗号化を義務付けていたというから、この従業員も規則を守っていなかった。

但し、セキュリティ方針が厳しくなって、ラップトップのファイルを調べてはいたらしい。しかし、ラップトップに残っていたファイルはフォルダーに保管されていたために、残っていたのを忘れていたと話している。

但し、これは従業員の説明として報じられている話で、実際に使用しているコンピュータが盗難されて、戻ってきたコンピュータでデータが残っているのが見つかったというのではない。そのため、ラップトップは見つかっていないものの、極秘情報が入ったファイルがあったことを思い出したというなら、面倒だったなどの理由で処理していなかったのではないか疑問だという話もある。一方…

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

──
この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。

◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×