続発するボーイングのラップトップ盗難(1)13カ月に3回の情報漏洩事件が発生 | ScanNetSecurity
2024.04.24(水)

続発するボーイングのラップトップ盗難(1)13カ月に3回の情報漏洩事件が発生

米国ボーイング社から、38万2000件の名前と社会保険番号の入ったラップトップが盗難されたと、昨年12月13日、APが報じた。

特集 特集
米国ボーイング社から、38万2000件の名前と社会保険番号の入ったラップトップが盗難されたと、昨年12月13日、APが報じた。

被害を受けたのは現在の従業員と、過去にボーイングで勤務していたが既に退職している人だ。ラップトップには名前と社会保険番号以外にも、自宅住所、電話番号、生年月日、そして、一部給与に関する情報も入っていた。

事件を受けて、ティム・ニール・スポークスマンは、「ラップトップは12月初め、従業員がそばを離れた間に盗まれた」と説明している。『Internet News』によると、自動車の中に置いていたようだ。盗難時、ラップトップは電源を切ってあり、起動する際には、パスワードが必要な状態であったが、データの暗号化は行われていなかった。

ボーイングでは現在、捜査当局と協力して、ラップトップの発見に努めている。個人情報漏洩の被害者に対しては、12日に通知を開始。その中で、3年間の信用モニターサービスをオファー、万一に備えて、利用を強く勧めている。

盗難は、個人の犯行か、ボーイングの従業員を特に狙った複数のメンバーからなるグループによるものか、詳しいことはわかっていない。個人情報を悪用されたなどの報告は現在のところない。単なる車上狙いで、簡単に換金できる“ラップトップ”を盗んだ可能性も高いと見られている。

ボーイングでは、盗難に遭った従業員は会社の規定を複数、破っていたと話しているが、どのような規定か詳細については説明はない。但し…

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

──
この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。

◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×