『Vnunet』が、Symantecから「2006年は(インターネット上での)不正が悪化した年」とのコメントを受けたと報告した。これは、SymantecがVnunetに対して行ったレポートによるもので、オンラインでの不正、特にフィッシングが、今年は非常に高度化したという。Symantecは・2006年上半期、毎日700万件以上のフィッシング・うち900件以上がユニークメッセージ・なりすましに使用された会社、組織の7割が米国に本社をおく組織・フィッシングの9割は金融機関がターゲット・VoIPとSMSが悪用されるケースが増加などと報告している。VoIPはインターネット、イントラネットといったIPネットワークで音声を伝達する技術で、低料金のインターネット電話はこのVoIPによるものだ。VoIPが悪用されるケースは、ヴィッシングと新たに名前をつけられている。リンクの代わりに電話番号が記載されたe-mailが送付される。フィッシング詐欺については、業界などで啓蒙活動が進み、リンクをクリックするユーザーは減少しているが、電話番号の場合はまだ、さほど知られていないこともあり、連絡をしてしまうことが多い。そして記載の電話番号に連絡をとると…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください) http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec