NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は10月16日、多目的ICカード「eLWISE」を利用して生体認証を実現する共通プラットフォームを開発し、新セキュリティソリューションとして発表した。同システムは、登録された生体情報をeLWISE内部に保存し、ICカードに搭載されたプロセッサ上で照合処理を行うマッチオンカード方式を採用しているのが特徴。従来製品のように生体情報が認証端末内に残ることがないため、システム側の個人情報管理が不要となり、個人情報保護の面からも高セキュリティを実現可能。また、同カードは1Mの大容量メモリを持つため、複数の生体認証アルゴリズムを1枚のカードに搭載することが可能。提供予定は2007年1月より。対応の指紋認証リーダ・ライタはサイレックス・テクノロジーより発売される。今後は、静脈・虹彩など、指紋以外の生体認証方式への対応を進め、利用可能なアプリケーションを追加していく予定。http://www.ntt.com/release/2006NEWS/0010/1016_2.html