オークションサイトのeBayがらみのフィッシング詐欺は多いと以前から言われているが、楽器の売買に関するフィッシングが増えているとの警告が行われた。eBayは米国に本社をおく、世界最大規模のオークションサイトだ。楽器売買に関係するフィッシングの手口はこうだ。たとえばY社のAというモデルのキーボードを入札したが、次点で残念ながら落札できなかったとする。翌日、eBayからとおぼしきe-mailが送信される。そのメールにはセカンドチャンス・オファーとして、○月○日○時に入札した物品が、利用できるようになったとある。理由は落札者が取引不能、もしくは出品者が同じ物品を複数持っていたためで、オファーの締め切り日も明記されている。実際、このようなメールがeBayから入札したものの落札できなかった人に送られることはある。さらにe-mail自体も、注意事項やお知らせ事項なども、eBayからのメールと同様のスタイル、つまり受信者はeBayからのメールと考えても無理はないような形になっている…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec