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2017.09.21(木)

すべての社員が攻撃可能なセキュリティホール、オフィス内のプリンタ〜 プリンタのセキュリティ対策最前線(3)

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2005年の個人情報保護法施行以降、企業の情報セキュリティ対策の機運は大きな高まりを見せた。企業のセキュリティ対策は、ウイルス対策やファイアウォール、IDSやIPS導入などの、いわゆるネットワークセキュリティに始まり、プライバシーマークのようなセキュリティ関連の認証取得、入退室管理やログの記録など、従業員管理や教育まで極めて広範囲にわたる。

しかし、数ある情報セキュリティ対策の中でも、最も立ちおくれているジャンルのひとつが、オフィス内のプリンタによって印刷された、紙媒体によるドキュメントだ。

電子メールや、USBメモリによる情報漏えいを防ぐソリューションが導入されている企業でも、重要情報を印刷したドキュメントが、プリンタの排紙トレイに忘れられ、無造作に放置されている例は決して少なくはないだろう。事業所内のプリンタの周囲は、会社にとって大きなセキュリティホールとも言えるのである。

このたびSCAN編集部は、プリンタに関わる多数のセキュリティ機能を搭載した企業向け卓上型カラーページプリンタを今年4月に発表した、カシオ計算機株式会社を訪ね、同社製品 SPEEDIA N3500/N3000 シリーズの企画開発にあたった同社システム企画部の西田公浩さんに、プリンタのセキュリティ対策の最新事情を聞いた。

カシオ計算機株式会社
http://casio.jp/ppr/
SPEEDIA N3500/N3000 SPECIAL WEBSITE
http://casio.jp/ppr/sp/

────

>>中小企業にセキュリティ印刷機能の需要はあるのか

編集部:
複写すると警告が浮かび上がる地紋印刷などの、印刷物のセキュリティ機能は従来、官公庁や政府関係、または金融や生命保険業界などの一部の業界の利用に限られていました。

カシオ計算機株式会社は、2006年4月に、低価格省スペースの一般企業向けのカラーページプリンタにセキュリティ機能を搭載し発売しました。市場の反応はどうでしたか?

西田:
個人情報保護法がブレイクポイントとなって全国的に情報セキュリティ対策が進んでいます。まず最初にネットワークセキュリティまわりの対策を行い、それがひととおり終わったところで、現在はお客さまの目が、プリンタなどの紙文書まわりのセキュリティに向かっているという実感があります。

編集部:
たくさんの従業員のいる大企業ならともかく、たとえば従業員がほんの数名の小規模企業で、プリンタのセキュリティのニーズがそんなにあるものなのでしょうか?

西田:
中小企業でも、経営者・社長などの上位層には非常にニーズがあります。これは、たとえば従業員1万名の企業でも10人の企業でも、人事データのような重要文書の重みは、そこで働く人たちにとっては何ら変わらないという事情によります。

編集部:
ネットワークセキュリティ対策と、紙文書セキュリティ対策の大きな違いですね。ネットワークへのクラッキングや攻撃と異なり、紙文書への攻撃は、専門技術や経験をまったく必要としません。

西田:
プリンタに関連するものでは、企業の情報セキュリティ対策に企業規模の大小はあまり影響がないという印象です。今後は、従業員規模が非常に小さい企業にも導入されていくでしょう。

>>販売戦略の勝因はパートナー様との協業

編集部:
販売戦略やマーケティングのポイントについて教えてください。

西田:
販売戦略のカギは、地場に根付いた活動をされていらっしゃる全国のパートナー様とどれだけ協業できるかだと考えています。そのため、全国のパートナー様向けに何度もセミナーを実施しています。

編集部:
当然、価格競争ではなく、機能を訴求して勝負する訳ですね。セキュリティ機能を持つ商材ということで、パートナー様からわかりにくいという声はありませんか。

西田:
うれしいことに全くありません。紙文書のセキュリティは、実際に目で見ることができる種類の問題であるため、どなたでも直感的に理解できるようです。また、認証サーバの導入などが不要で、プリンタを置けばあとは大丈夫と導入が楽ですので、通常のプリンタと変わるところがありません。

カラープリンタがすでにあたりまえになっている現状、そこに加える付加価値としてパートナー様からも歓迎されています。

カシオ計算機株式会社
http://casio.jp/ppr/
SPEEDIA N3500/N3000 SPECIAL WEBSITE
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≪お問い合わせ先≫ システム企画部 MSP企画室:03-5334-4638
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