日本興亜損害保険株式会社は6月20日、金融機関向け「不正アクセス対応保険」を7月1日より発売すると発表した。本商品は、フィッシング詐欺やスパイウェア悪用などにより急増する不正アクセスによって金融機関が被る財産損害および費用損害に対応するもので、業界初の商品となる。日本国内に所在する銀行、信用金庫、信用組合等の金融機関を対象としており、保険期間は1年間。本商品では、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に定義された「不正アクセス行為」に加え、インターネットなどを通じ、コンピュータに負荷をかけ、コンピュータの機能を停止させる行為、またはコンピュータにて提供されているサービスを提供不能にする行為を「不正アクセス」と定義し、財産損害の補償と各種費用の補償を行う。これらには、不正アクセスによる金融機関における資金の盗難、インターネットバンキングの利用者への損害額の補償、マスコミ対応費用、広告費用、通知費用、システム復旧費用、データ復旧費用、コンサルティング費用が含まれる。http://www.nipponkoa.co.jp/news/whatsnew/2006/news2006_06_20_fusei-access.html