6月1日、セキュリティソフトのベンダー、Sophosが、感染したユーザーのファイルを暗号化し、ファイルへのアクセス権を回復するために身代金を請求するランサムウェアについて警告を行った。このランサムウェアはトロイの木馬型で、Troj/Archivenus-Aと名づけられ、感染したユーザーのMy DocumentsフォルダーのファイルをEncryptedFiles.alsというファイルに暗号化する。ユーザーがファイルにアクセスしようとすると、データのリカバリー方法の指示が表示される。リカバリーには30字以上で構成されるパスワードが必要で、またファイルを暗号化したプログラムは、感染したハードには存在しないので無駄だという。さらに、警察に通報などを行うと、攻撃者との接触を失い、結果的に全ての暗号化された情報を失うと脅している。【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec