大日本印刷株式会社(DNP)は5月12日、指静脈と手のひら静脈の2つの生体認証に対応したICキャッシュカードを国内で初めて開発したと発表した。新ICキャッシュカードは、3月末に改訂された全国銀行協会ICキャッシュカード標準仕様に準拠したもので、1枚のカードに指静脈と手のひら静脈の両方の生体認証情報を登録することが可能。これにより、発行元以外の金融機関のATMを利用する場合でも、生体認証機能を利用することができ、なりすまし等による被害を防止できる。発表によると、既に複数の金融機関が採用を決定しているとのこと。同社は、5月下旬より、全国の金融機関向けに拡販を開始する予定。http://www.dnp.co.jp/jis/news/2006/060512.html