2月、米国のアーンスト アンド ヤングで2件のデータ漏洩事件があった。税務コンサルティングや監査業務の米国大手の監査担当者が、ラップトップコンピュータを残して、昼食のため会議室を離れた間に盗難に遭ったというもの。ラップトップはドアに近いテーブルに置いてあったようだ。セキュリティカメラを調べたところ、最後のスタッフが部屋を出たのが午後12時47分。 会議室にはセキュリティロックシステムが備わっていたが、1分以内という機能するまでのわずかな時間に、2人の男性が侵入している。それから、また1分程度と極めて短時間に、2人はナップサックを持って部屋を出た。事件は2月9日に起こり、『Miami Herald』紙が2月26日付けで報道した。この4台のラップトップにどのような情報が入っていたかは明らかにされていない。しかし、2月には他にもアーンスト アンド ヤングからのラップトップ盗難事件があり、関係者にショックを与えている。こちらでは、コンピュータには個人情報が入っていたことが発表されている。【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec