シンクライアントの世界トップランナーが日本に上陸 市場シェア50%獲得を目指すワイズテクノロジーの強味と戦略に迫る(1) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.06.18(月)

シンクライアントの世界トップランナーが日本に上陸 市場シェア50%獲得を目指すワイズテクノロジーの強味と戦略に迫る(1)

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シンクライアント端末や管理ソフトで世界のトップシェアを誇るワイズテクノロジー。2005年8月には日本法人を立ち上げ、いよいよ日本国内での市場開拓に本格的に乗り出した。すでに世界市場では約38%、アジア太平洋地域に限定しても約33%のシェアを持つ同社は、日本市場においても「シンクライアント端末市場でのシェア50%獲得」を目標に掲げている。同社の代表取締役社長・河田英典氏に同社の強味と戦略を聞いた。

●個人情報保護法や企業におけるコンプライアンスの重視を背景に
 「セキュリティレベルの高さ」が認知されつつあるシンクライアント

シンクライアントとは、サーバとクライアントのコンピュータで構成されるシステムにおいて、クライアント側には「必要最低限の機能しか持たせず」にサーバ側でアプリケーションソフトやファイルなどを管理するシステムの総称である。クライアント側にはハードディスクが存在せず、アプリケーションはサーバ側で実行され、その画面遷移がネットワーク経由でクライアント側に送られる。クライアント側ではその画面遷移を表示したり、必要最小限のプログラムを動かすための基本ソフト(OS)が駆動するという仕組みだ。業務に必要なアプリケーションやソフト、データなどは全てサーバ側に置いておき、必要に応じてそれらを呼び出してクライアント側で利用する。ハードディスクがないため、全てのデータは「サーバ側で保存され」管理される。そのため強固なセキュリティを確保できるのが特長だ。

昨今、ノートパソコンの盗難・紛失による個人情報の漏洩が問題となったり、スパイウェアにより機密情報が盗み出される危険性が指摘されているが、シンクライアントのシステムなら、クライアント側には全くデータが保存されないために盗まれても情報が漏洩することはない。また、ハードディスクがないためにスパイウェアもウイルスもクライアント上で動きだすことはない。安全で強固なシステムである。

ワイズテクノロジーによれば、一般的に「シンクライアント」と呼ばれるシステムでは次のようなものがあるという。

・サーバベース
アプリケーションをサーバ側で実行し画面イメージをクライアント側に転送する。1台のサーバを複数のクライアントで利用できる「1対n」を構築可能。

・ブレードPCベース
1枚のブレードPCにクライアント1台分の利用環境を構築する。サーバとクライアントが1対1で対応するためパフォーマンスが高いが、サーバの利用効率は下がる。

・仮想PCベース
WindowsやLinux上でOSをエミュレートできるVMwareをサーバ側に用意。複数のOSを1台のサーバで稼動させ、それぞれのOSに対してクライアントを割り当てる。

・ネットワークブート(ディスクレスPC)
 ハードディスクを取り外したディスクレスPCをクライアント側に用意し、サーバ側のOSでネットワークを経由してブートする。サーバはハードディスクのみを提供する。

このうちワイズテクノロジーでは、サーバベース、ブレードPCベース、仮想PCベースのシステムをサポートしている。いずれもサーバ上でOSやアプリケーションを実行し、クライアントに画面遷移を転送。それらの情報をサーバ側とクライアント側でやりとりするプロトコルにはシトリックス社の「ICA」やマイクロソフトの「RDP」を採用している。

【執筆:下玉利 尚明】

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(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
《ScanNetSecurity》

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