F-Secureアンチウィルス クライアントセキュリティを自宅のPC1台だけに導入した場合、この管理は利用者本人に依存せざる負えない。仮に管理に失敗して、被害を受けた場合も、まずはこの利用者が損害を受け、インターネットを通じて蔓延していくため、利用者の自業自得といえる。しかし、企業内ではそういうわけにはいかない。ある利用者の管理ミスが社内に伝播し、最悪業務停止に追い込まれる。自分には関係のないような話であるが、現実的に毎年発生していることである。F-Secureアンチウィルス クライアントセキュリティでは、一元管理のためのソフトウェアである「ポリシーマネージャ」が無償で提供されている。ポリシーマネージャのインストールはWindows版を例に取ると、特別なカスタマイズの項目はないが、インストールするホストに対するリモートからの閲覧、操作権限に関するルールをウィザード上で決めいき、後は純粋なインストール作業だけで終わる。インストールが終了すると再起動の後、「ポリシーマネージャコンソール」が利用できるようになる。コンソールを最初に起動した際に、クライアントとの通信暗号化のための公開鍵・秘密鍵を生成し、パスコードを作成し、コンソールに対する閲覧・操作権限のルールを選択して初期設定が終了となる。【執筆:又江原 恭彦】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec