この年末年始で、Winnyウイルス感染による個人情報流出が少なくとも3件発生している。すべて社員の個人用PCから流出しており、中には以前も同じパターンで個人情報が流出している企業もある。 株式会社CSKシステムズでは12月22日、同社が主催したイベントの案内送付先リストがインターネット上に流出したと発表した。リストには、法人顧客286社、528名分の氏名と部署/役職名、勤務先住所や電話番号、FAX番号、メールアドレスが記載されていた。 関西電力株式会社は12月22日、原子燃料の健全性確認基準に関する技術資料や出向先関係会社での二次系配管点検に関する技術資料などが流出した。資料には、関係者名簿や社員の趣味などに関する個人データも含まれていた。核物質防護に関する機微情報は含まれていないとしているが、同社が資料を流出させたのは2回目である。 NECとNECフィールディングは12月27日、法人顧客の情報82件がWinnyネットワーク上に流出したと発表した。流出した情報には、同社が顧客に納入したITシステムの保守履歴、機器やサービスの見積書、保守マニュアル、修理手順書などで、個人情報も1件含まれていた。CSKシステムズ:弊社主催イベントご案内送付先情報の流出に関するお知らせとお詫びhttp://www.csk.com/systems/press/2005/20051222_1.html関西電力:当社社員の個人所有パソコンからの業務情報流出についてhttp://www.kepco.co.jp/pressre/2005/1222-3j.htmlNECフィールディング株式会社からの情報流出についてhttp://www.nec.co.jp/press/ja/0512/2701.html