セキュリティ技術者の必要性が高まる中、今回紹介する資格は、そのベンダー製品を使ったソリューションを提供する企業にとって、価値の高いものだ。●ベリサイン マネージドPKIの専門技術者資格 VCA/VCE公開鍵基盤技術PKI(Public Key Infrastructure)分野でNo.1シェアを持つベリサインは、「マネージドPKI」という名称の電子証明書認証局のアウトソーシングサービスを展開している。このサービスのスペシャリストとして、以下2つの資格がある。・VCA(VeriSign Certified Administrator:ベリサイン認定管理者) マネージドPKIにおける認証局管理に必要なスキルを認定。中級者向け。・VCE(VeriSign Certified Enginner:ベリサイン認定技術者) マネージドPKIの実装など高度な技術を認定。上級者向け。 当認定制度は、2000年から実施され、ベリサイン製品を導入した企業やSIベンダーに所属する社員が受講ならびに受験をしている。 日本ベリサインのコンサルティング部トレーニングインストラクター田坂啓輔氏は「PKIトレーニングの上位コースとして、VCA/VCE養成コースが設置されている。PKIの知識を十分に理解していなければ、合格の難しい認定資格。」と語る。 ▽▽▽▽▽▽▽ VCA/VCE 試験概要 ▽▽▽▽▽▽▽▽ ・出題形式 : 非公開 ・試験所要時間: 40分 ・受験料 : 252,000円(受講料・受験料込) ・試験会場 : 日本ベリサイン川崎事業所 ・合格基準 : 非公開 ・試験日程 : VCA/VCEの各養成コース終了後に試験 △△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△ VCA/VCEの認定には、ベリサインのトレーニングコース受講が必須となる。そして試験は、コース終了直後に実施される。 なお、出張トレーニング(講師派遣&カスタマイズトレーニング)も提供している。 >> http://www.verisign.co.jp/training/definition.html ○ベリサイン認定管理者(VCA)養成コース [2日間] ・暗号技術、PKIの概要 ・マネージドPKIの概要 ・マネージドPKIの設定(認証局構築) ・証明書の発行・失効・レポートなどの証明書ライフサイクル管理を行う ・マネージドPKIで利用可能な自動承認機能の紹介 ・SSLクライアント認証の設定 ・S/MIMEの設定 ○ベリサイン認定エンジニア(VCE)養成コース [2日間] ・自動承認モジュールの設定・構築 ・LDAPを利用した自動承認の設定 ・キーマネージメントサービスについての理解 ・CPMの理解・設定: 証明書の中身の詳細をパースするモジュール ・CVMの理解・設定 :証明書の有効性を確認するためのモジュール ・トラブルシューティング 【執筆:株式会社アイドゥ 原田智子・井上きよみ http://www.eyedo.jp】── この記事には続きがあります。 全文はScan Security Management本誌をご覧ください。 https://www.netsecurity.ne.jp/14_3697.html